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上映作品紹介

同好会会報「名画座」

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名護シアター




































































沖縄本島北部唯一の映画館「名護シアター」を応援する

やんばる名画同好会


やんばる名画同好会会報

名画座

第5号 2004.8.1 発行


◇名護シアター上映「キャシャーン」「白いカラス」大ヒット歌謡シリーズ「川は流れる」

やんばる名画同好会第6回推薦作品

わが故郷の歌

監督・脚本・制作/バフマン・ゴバディ
2002年/イラン映画/クルド語/100分
2002カンヌ国際映画祭フランソワ・シャレ賞、サンパウロ国際映画祭最優秀作品賞他多数受賞。


【紹介】
 やんばる名画同好会第1回推薦作として上映され、多くの観客に感動を与えた「酔っぱらった馬の時間」のゴバディ監督の第2作目が、名護シアターにお目見えします。過酷な自然と政治状況の中で生きるクルド民族の姿を、自らクルド人であるゴバディ監督が撮った作品です。ぜひご覧下さい。


【あらすじ】
 かつての妻を救うために、イランから戦乱のイラクに向かうクルド人の老歌手と二人の息子。国境に到るまでのイラン国内では、にぎやかな珍道中をくり広げた彼らは、イラク側に入るやいなや、クルド人の置かれた厳しい現実を目の当たりにする。イラク軍の爆撃たくさんの破壊された村、雪の山岳地帯で遭遇するクルド人難民、化学兵器に冒された人々。老音楽家は、果たしてかつての妻ハナレに会うことができるのか。そして、終幕に彼らがそれぞれ手にした「希望」とは。
 クルディスタンの峻厳な山々の神々しいまでの美しさと、戦争の非道を愛の歌で告発するかのように奏でられるクルドの民族音楽。歌や踊り、そして映画の力を信じるゴバディ監督は、クルド民族のみならず人間そのものの尊厳を、この映画で歌い上げています。


8/14(土) 〜 9/3(木)
名護シアター
上映開始 13:00/15:35/6:10
前売券 900円/取扱い:名護シアター、コープおきなわ各店、ブックボックス名護店、ジュゴンの家、サウンド イン タナカ、名桜大学売店

上映作品

※上映時間は、当日の新聞をご覧になるか、名護シアターへお問い合せ下さい。
※上映予定は都合により急遽変更になる場合がございます。

キャシャーン CASSHERN

2004年/日本/141分     7/31(土)〜8/13(金)

監督・脚本・撮影:紀里谷和明
CGスーパーバイザー:庄野晴彦
出演:伊勢谷友介/麻生久美子唐沢寿明/寺尾聰/樋口可南子

 そこは、我々が歩んできたのとは全く異なる歴史を歩んできた世界。世界を2分した50年間もの大戦の末に、ヨーロッパ連合を敗って、大亜細亜連邦共和国は勝利した。しかし、その勝利で得た物は人心の荒廃に、化学兵器、細菌兵器、核がもたらした薬害やウィルス、放射能などの後遺症と荒れた大地だけであった。
 テレビアニメで親しんできた方はあの「キャシャーンがやらねば誰がやる」と言うフレーズを懐かしく思うでしょう。残念ながら、実写版には、この言葉がでてこないようです。ストーリーも全く違う、全く新しいキャシャーンをみるつもりでご覧ください。

白いカラス

2003年/アメリカ/108分    9/4(土)〜9/10(金)

監督:ロバート・ベントン
原作:フィリップ・ロス
出演:アンソニー・ホプキンス/ニコール・キッドマン

 講義の最中に発した「スプーク」の一言が、黒人学生に対する差別発言だと非難され、大学の職を追われてしまった主人公のコールマン。愛するフォーニアに、これまでの人生の中で隠し通してきたある秘密を打ち明ける時、どんな波紋が起きるのか。
 ピュリッツアー賞作家のフィリップ・ロスの原作を、『クレイマー、クレイマー』の巨匠ロバート・ベントン監督が映画化。『羊たちの沈黙』でアカデミー主演男優賞に輝いたアンソニー・ホプキンスと『めぐりあう時間たち』でアカデミー主演女優賞に輝いたニコール・キッドマンの実力派2人による夢の競演。

川は流れる 大ヒット歌謡シリーズ

1962年/日本/90分    9/11(土)〜9/24(金)

監督:市村泰一
脚本:柳井隆雄/津久田一正
出演:桑野みゆき/仲宗根美樹大坂志郎/月丘夢路/園井啓介

「南の島から街の谷間へ 一筋に流れる愛の調べは
 父を慕い、妹を想う 乙女心の切ない唄声!」

 沖縄で生れた亜紀は母と早くに死別し、内地にいるという父を瞼に明るく暮らしていた。亜紀の母は、戦争中沖縄守備隊将校の三谷と恋仲で、亜紀を妊ったのだ。
 亜紀は、歌手を志して上京し、作曲家志望の西圭介と知り合う。圭介は、亜紀の母が遺した詩“川は流れる”を作曲して、亜紀を新人デビューさせようとする。
 仲宗根美樹が歌う主題歌「川は流れる」は当時大ヒットし、レコード大賞の新人奨励賞を受賞した。

第5回推薦映画「砂の器」上映 6/12〜24
企画展「共に生きる社会へ 〜ハンセン病問題を考える〜」

ハンセン病の問題を広く社会に投げかけた「砂の器」の上映が終了した。愛楽園自治会迎里竹志副会長さんの、裁判闘争記録写真展示等も加わり、われわれの無知→偏見→無恥の恐さを改めて考えさせられた。愛楽園の創立者、青木恵哉氏の受難の話“魚たちは海にもぐりても生きん 鳥ならば空に舞い上がりてものがれん 五尺の体住む所なし”を決して忘れない。(t.y)

展示
・ハンセン病訴訟の記録
・新聞記事に見るハンセン病問題
・ハンセン病問題を扱った映画
ビデオ上映
「沖縄愛楽園から伝えたいこと」

○同好会推薦作品 上映の記録○

 6月12日〜24日、「砂の器」の上映は340人の方がご覧下さいました。7月3日〜16日、「グッバイ、レーニン!」の上映は252人の方がご覧下さいました。

−アンケート・掲示板の感想より−

砂の器

●正直言って、「昔の映画」という感覚は全然なかったです。
役者さんが若いことや画像の古さはありましたが内容的には全然!
キツい話で、ラストは辛かったですが、名作ですね。劇場で観ることができてよかったです!
…加藤 剛さんの、ああいうダークな役って初めて観たんですが、かなり素敵でしたv

グッバイ、レーニン!

●1回以前にも観たが、今回も感激した。
これからも、よいものが名護シアターで観れるとよいと思う。
死んでしまった加納さん、生きている藤乃さん、清吉さん、区長さんの、声に出して伝えられないお気持ちが、じわりと響いてくる、とても素晴らしい映画でした。

●フレックスの母を思う気持ちが伝わってきてとても感動した。登場人物一人一人が、みなよく描かれていて、旧東ドイツの事をよく知らない日本人にも面白かった。
ただ感動するだけでなくて、ユーモアもたっぷりで映像も印象に残った。たくさんの人に観て欲しい映画でした。

●那覇から高速バスで見にきました。とても見たい映画だったので。
沖縄の歴史をこんな風に捉え返したら、何が見えてくるのだろうか、と思いました。

●観たくて、ずぅーと沖縄に来ないかなぁ…と思っていた映画です。上映ありがとう。那覇からきて、良かったです。

コラム 名画座の談話室vol.1

一世を風靡したマルクス・レーニン主義。それが東ドイツで音を立てて崩れてゆく。
そういう時代背景の映画。時代は変わり、国のありようも大きく変わる。それはまさに天地がひっくり返る時代だ。
その中で、変わりゆくものを貫く、変わらないものがあることをこの映画は指し示しているように思う。それは、愛、家族、親子の愛、と言ったものなのである。
非凡なもの、巨大なものに目を向ける現代人に対して、平凡な小さな家族のお互いを思う思いやりのすばらしさをこの映画は思い出させてくれるように思う。いい映画をありがとう。(k.y)

■編集後記■琉大で行われたカルチュラル・タイフーンという催しで『独立少女紅蓮隊』(2004年/監督:安里麻里/72分)という映画を見た。表向きはダンサー養成学校だが、実は日本からの独立をめざす秘密組織の訓練所で、そこから東京に出ていった少女たちの戦いを描くという、すごい映画だった。20代という監督の今後に期待したい。(s)

やんばる名画同好会のホームページ
http://yanbarumeiga.infoseek.ne.jp/