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沖縄本島北部唯一の映画館「名護シアター」を応援する

やんばる名画同好会


やんばる名画同好会会報

名画座

第6号 2004.10.13 発行


◇名護シアター上映「真珠の耳飾りの少女」「二十四の瞳」

やんばる名画同好会第7回推薦作品
監督:今村昌平
1968年 日活 175分

神々の深き欲望



出演:三國連太郎/河原崎長一郎/沖山秀子/嵐寛寿郎/松井康子/加藤嘉/原泉/浜村純/中村たつ/北村和夫/小松方正/殿山泰司/石津康彦/細川ちか子/扇千景

 カンヌ映画祭パルムドールを二度受賞した世界の巨匠、今村昌平の60年代を代表する作品が、名護シアターに登場します。
 原始的な農耕生活をいとなむ南の島に、東京からひとりの技師が訪れる。二十数年前、島を襲った嵐のあと、島の神事をつかさどる根吉の神田には、真っ赤な巨岩が現れていた。島の人達は凶事の原因を、根吉と妹ウマが淫らな関係にあるからだとし、ふたりを罰する。独自の信仰に生きる島の人々と技師の間に、やがて対立が生じていき……。
 石垣島でオールロケし、土着の生活と文明の相克、人間の生と性の根元をえがく今村昌平の最高傑作です。お見逃しなく!


10/30(土) 〜11/12(金)
上映開始 14:00/17:30
名護シアターにて上映
前売券 900円 /取扱い:名護シアター、コープおきなわ各店、ブックボックス名護店、ジュゴンの家、サウンド イン タナカ、名桜大学売店

名護シアター 充実の上映作品

※上映時間は、当日の新聞をご覧になるか名護シアターへお問い合せ下さい。
※上映予定は都合により急遽変更になる場合がございます。

真珠の耳飾りの少女

2002年/イギリス/100分     10/16(土)〜29(金)

監督:ピーター・ウェーバー
出演:スカーレット・ヨハンソン/コリン・ファース/トム・ウィルキンソン
オランダ美術の巨匠、ヨハネス・フェルメールの描いた「真珠の耳飾りの少女」は、彼の作品のなかでも最も人気の高いひとつ。どこか怯えたような、少し驚いたような、それでいて落ち着いた少女の表情は、一体どのように描かれたのか? 本作は、その疑問にロマンティックな答えを出したベストセラー小説を、忠実に映画化。
 少女を演じるスカーレット・ヨハンソンは、葛藤する少女の内面を静かで力強く表現し、強い印象を残す。運河と石造りの建物が見せるグレイ・トーンのなか、フェルメールのアトリエに満ちた色と光が鮮やかな輝きを放つ、美しい物語。

二十四の瞳

1954年/日本/155分    11/13(土)〜26(金)

監督:木下恵介
原作:壺井栄
出演:高峰秀子/天本英世/田村高廣/月丘夢路/小林トシ/笠智衆
「昭和三年四月四日、農山漁村の名が全部あてはまるような、瀬戸内海べりの一寒村へ、若い女先生が赴任してきた」。
 こんな書きだしで始まる小説「二十四の瞳」は、戦前から戦後にかけての"おなご"先生と十二人の教え子の心のふれあいを描き、貧しい暮しや戦争の悲惨さが書かれている。
 女性の生き方に対する差別、偏見の強い時代の中にあって一人の女性として、人間としての歩みが淡々と描かれている作品。初期の作品は、1954年(昭和29年)に作成された。同じ年に作られた映画は、ゴジラ、七人の侍。駅弁が100円。新聞代330円の時代。

「川は流れる」のご好評にお応えして
名護シアターに登場予定

懐かしの日本映画

乞うご期待!

●二十四の瞳(1954年) 監督:木下恵介 出演:高峰秀子、天本英世
●愛染かつら(1962年) 監督:中村登 出演:岡田茉莉子、吉田輝雄
●人妻椿(1936年) 監督:野村浩将  出演:佐分利信、川崎弘子、上原謙
●君の名は(1953年) 監督:大庭秀雄 出演:岸恵子、佐田啓二
●丹下左膳余話(1935年) 監督:山中貞雄  出演:大河内伝次郎、喜代三
●鞍馬天狗(1942年) 監督:伊藤大輔 出演:嵐寛寿郎、原健作

会員掲示板

名画同好会会員更新のお知らせ

やんばる名画同好会もみなさまの支援で、やがて一周年を迎えることができそうです。
それに伴い、名画同好会の会員カードの更新が必要となっています。一年が過ぎた方は、映画館で更新の手続きをお願いします。

名画同好会の総会と映画選定会のお知らせ

やんばる名画同好会の総会と、懇親会を行います。
・10月24日(日)午後8時より
・名護シアターにて
皆様のご出席をお待ちしています。なお、その会の中で、同好会推薦作品の映画選定も行います。上映してほしい映画のリクエストをお願いします。

運営委員募集

同好会の運営をお手伝いして下さる方。ご連絡ください。

上映リクエスト用の掲示板を映画館内に設置します!。

○上映の記録○

8月14日〜9月3日に上映された、第6回やんばる名画同好会推薦作品「わが故郷の歌」は、109人の方がご覧下さいました。

−アンケート・掲示板の感想より−

わが故郷の歌

●景色が胸うたれた。
私は飛行機の音になれているんだと思ったけど、爆発もともなうと改めてびっくりした。ラストはせめて会えるとか会ってほしほしいと思ったけど、ムリにオチをつけないのが、いいのかもしれません。
●見たあと、気持ちが少し重く感じました。今おきている現実という気がしたのと、最後にはもっといい結末で終わるのかと思っていたので、この後どうなったのかと気になりました。
こういう映画は、現代の私たちにとっても、ぜひ見ないといけないような気がします。

川は流れる

●女優の桑野みゆきは、雑誌でしかほとんど知らず、あこがれていて、やっと映像で初めて見ることができた。あの頃の人っていうのは、きれいかったのかな、と思うし、また沖縄もほんと、相当いなかと思った。
●予想していたよりもずっと面白かった。ストーリーはもとより、60年代の琉大やリウボウ周辺の景色、走っている車、ファッションなども興味深かった。「川は流れる」という歌のもの悲しさに、戦争の傷跡がまだ人々の心に深く残っていた時代だったのだな、と感じました。

コラム 名画座の談話室vol.2

 『寅さんはなぜ旅に出るのだろうか』名護シアターで上映した『我が故郷の歌』も旅がその根底にある。愛する妻を助けるため、妻を捜して旅立つことを決心する夫。二人の息子がお供をさせられる、クルド人版水戸黄門の旅が始まる。
 しかしその旅は、困難を極める。山賊に会い、無理矢理、結婚式の歌を歌わせられる等々、なかなか大変なのである。息子たちはぶつぶつと不平を言う。そのような弥次喜多道中の中、やがで夫は最愛の妻を見つける。息子たちも理想の妻を見つけ、旅の意味を噛みしめるようになる。旅を通して、人生を見つめ、旅を通して人生の祝福を受ける。旅とはそういうものなのではないだろうか。(k.y)

※このコラムの原稿を募集しています。下記の同好会事務局までお寄せください。

■編集後記■俳優が醸し出す魅力には、時代を越えたものがあると「川は流れる」を観て感じた。挿入歌を聞きながら、映画を観ている“今”まで、ずうっと流れが続いている様な不思議な感覚につつまれた。この古くて新しい日本映画が、これから続々と名護シアタ−に登場するようだ。(t)

やんばる名画同好会のホームページ
http://yanbarumeiga.infoseek.ne.jp/