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上映作品紹介

同好会会報「名画座」

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名護シアター




































































沖縄本島北部唯一の映画館「名護シアター」を応援する

やんばる名画同好会


やんばる名画同好会会報

名画座

第7号 2005.2.1 発行


◇名護シアター上映「隠し剣鬼の爪」「北の零年」「10ミニッツ・オールダー」「犬も歩けば」「ニライカナイからの手紙」

やんばる名画同好会特別推薦作品

愛染かつら


監督: 野村浩将 原作:川口松太郎  出演:上原謙、田中絹代 1938年 松竹 89分


  花も嵐も 踏み越えて
   行くが男の 生きる途(みち)
  泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
   月の比叡(ひえい)を 独(ひと)り行く

 今はやりの「冬のソナタ」の昭和版という作品でしょうか。純愛に生きる男と女の物語です。

【あらすじ】津村病院院長の息子津村浩三の博士号授与祝賀会の席上、浩三のピアノ伴奏で歌をうたった美貌の看護婦高石かつ枝の面彰を、浩三は忘れることが出来なかった。
 月光の美しい夜、誘われて外に出たかつ枝が、浩三の求婚を素直に受入れることが出来なかったのは、一つの秘密を持っていたからである。彼女には若くして死別した夫との間に六つになる敏子がいたのだ。
 母より反対された浩三は家を出て京都で結婚する事を決心し、かつ枝に同行を促すが、かつ枝は敏子の発熱で遅れ、新橋駅に駈けつけた時は既に列車はフォームを離れていた。かつ枝は急ぎ京都に向うが、浩三の親友服部の冷い言葉に引返すより仕方がなかった。


2/5(土) 〜18(金)
上映開始 14:00/16:15/18:30
名護シアターにて上映

名護シアター 充実の上映作品

※上映時間は、当日の新聞をご覧になるか名護シアターへお問い合せ下さい。
※上映予定は都合により急遽変更になる場合がございます。

隠し剣 鬼の爪

2004年/日本/131分    1/22(土)〜2/4(金)

監督:山田洋次
原作:藤沢周平
出演:永瀬正敏、松たか子、田畑智子、高島礼子、倍賞千恵子

 幕末の東北。海坂藩の平侍、片桐宗蔵は、母と妹の志乃、女中のきえと、貧しくも笑顔の絶えない日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。ある日宗蔵は、きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受けて寝込んでいることを知り、やつれ果てたきえを背負い連れ帰る。その頃、藩に大事件が起きた。かつて、宗蔵と同じ剣の師範に学んだ狭間弥市郎が、謀反を起こしたのだ。宗蔵は、山奥の牢から逃亡した弥市郎を切るように命じられる…。
 愛する者の幸せを願う心、世の理不尽に悔しさをかみ締めながら信念に生きる姿は、胸を震わせるだろう。


突貫シアター上映

10ミニッツ・オールダー(人生のメビウス)

2002年/92分     2/20(日)のみ

監督:A・カウリスマキ、V・エリセ、W・ヘルツォーク、J・ジャームッシュ、W・ヴェンダース、S・リー、C・カイコー

 週間レキオ誌上で映画評論活動を行っている映画サークル・突貫小僧、彼らはこれまでにも数々の上映会を開いてきましたが「生れてはみたけれど」以来、約一年ぶりに我らが名護シアターで”突貫シアター”を開催します。
 今回の作品は世界中から集まった7人の巨匠監督たちが”時間”という共通のテーマで10分間という時間制限と、決まった予算でそれぞれ撮り上げた7本の短編映画オムニバスです。誰の人生でも訪れるであろう、7つの出来事を描いています。詳しい作品紹介は週間レキオの”キネマ探偵團”をご覧ください。
 一日限りの上映です。お見逃しなく。

北の零年

2005年/日本/168分     2/19(土)〜3/4(金)

監督:行定勲
出演:吉永小百合、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、石田ゆり子

〜激動の時代−北の原野に辿り着いた愛と闘いの大河〜
 明治4年、明治新政府によって四国淡路島から北海道への移住を命じられた稲田家主従。第一次移民開拓団546名は、北海道の大地に自分たちの国を作るべく、厳しい自然とたたかいながら原野開拓に挑む。
 「夢見る力がある限り、きっと何かが私達を助けてくる」という言葉を信じて、多くの苦難を生き抜く志乃を演じるのは、これが111本目の映画出演となる吉永小百合です。今年最初の話題をさらった感動作をご覧ください。

犬と歩けば チロリとタムラ

2005年/日本/105分   3/12(土)〜3/25(金)

監督:篠原誠
出演:田中直樹、りょう、チロリ、ピース、大木トオル

なんのとりえもない男が、一匹の捨て犬と出会い、そして決意する。
 「セラピードッグ」とは、動物との触れ合いを体のリハビリや心のケアに役立てようという、動物介在療法に活躍する犬のことである。
 この映画は、どんなに頼りなく見える人間や犬たちでも、“誰かの力になることが出来る”という大切なことを教えてくれる。実際に本作に出演のチロリやピースはセラピードッグとして活躍している犬たちである。その生き生きとした表情は、タレントとして訓練された犬たちでは決して表現することができないものである。

ニライカナイからの手紙

2005年/日本/   3/26(土)〜4/8(金)

監督:熊澤尚人
出演:蒼井優、平良進、比嘉愛未
   南果歩、かわい瞳、前田吟、金井勇太、斎藤歩

〜すり切れた手紙を抱きしめて、少女は大人になった〜
 竹富島を舞台に、爽やかな涙を溢れさせる忘れられない名作の誕生です。
 涙を必死にこらえながら船着き場で母を見送った6歳の時からずっと、風希と母をつなぐものは、毎年誕生日ごとに送られてくる一通の手紙だけだった。
 辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、寂しいとき、いつも風希を励まし、元気づけてくれたものは、見知らぬ東京から送られてくる手紙。
 映画「ニライカナイからの手紙」は、母と娘、そして郵便局長である祖父、3世代を繋いだ心の絆の物語。

○コラム 名画座の談話室vol.4『映画を観ながら…』○

 映画を観る時に食べたり飲んだりする「定番」がありますか?
 私にとっては席に座る前にドリンクやおつまみを選ぶのも楽しみのひとつ。スナック菓子やお茶なんて日常的に口にしているものではあるけれど、映画館で食べるのはまた少し違う気がする。
 高校時代、土曜日の午後は学校帰りによく映画を観にいったが、その頃の私と友人の定番メニューはなんと「カマボコ」。ニンジンやゴボウが入った、アレ。『チキアギー』である。
 私たちは途中にある商店で1枚80円(だったと記憶している)の丸いチキアギーを買い、映画館で好きな飲み物を選んで映画を見ながらそれを食べた。こう言うと私の年齢を疑われそうだが、私は復帰後生まれ。高校生だったのはほんの(?)15年前だ。お菓子だってもちろん豊富にあるのに、私たちがあえてチキアギーを選んだ理由は、満腹感が得られて安くておいしくて、なによりも食べる時にうるさくない、というもの。当時はコンビニもほとんどなくおにぎりだって今のように食べやすい包装ではなかった。
パンやサンドイッチもあったけれど、それでも私たちにとってはチキアギーがベストメニューだった。
 「飲み食いしながらだと映画に集中できないじゃないの!」という意見もあるとは思うけれど、好きなものを食べながら家にいる時のようにリラックスしつつ、家にはない大きなスクリーンで映画を観る―というちょっとした非日常を楽しめるのが映画館の良いところ。定番メニューは変わったけれど、映画館での2時間ばかりの『非日常』を楽しむ気持ちは今も変わらない。

○上映の記録○

12月11日〜24日に上映された、第8回やんばる名画同好会推薦作品「息子のまなざし」は、290人の方がご覧下さいました。

−アンケート・掲示板の感想より−

誰も知らない

●見てて、なんともつらい映画でした。母親への怒りを覚えた。子どもたちに大人に助けを呼べと言いたかった。(60代)
●子供を放ぽって行く母親。無関係だと振る舞う父親たち。子供を嫌がるマンション。兄弟を引き離す行政。子供たちの生き辛さを誰も知らない。(30代)
●やさしい視線が、痛烈な批判になっている。ラストが切ない。(30代)

ディープ・ブルー

●とてもダイナミック。見慣れたイラブチャーも海中で生きていると、違って見える。サンゴ礁ってこんなにすごいものだったんだ。(30代)
●非常に迫力のある映画だった。最前列で3時間たっぷりむかいあった。復帰直後の石垣島に、数年勤務で住んでいたので、景色を懐かしく楽しんだ。人間の原始的な迫力に圧倒された。(60代)

息子のまなざし

●沈黙…ラストシーンの見事さ。映像とストーリーのバランス感。沈黙のハーモニー、重質感。罪と許しあう事の対立。息子のまなざしのフレームの映像美。許されなくても受け入れること…むづかしいが…(40代)
●呼吸が同じようになっている感じでした。とてもよかったです。(30代)
●おもしろくて3回も観てしまった。すばらしい作品だった。いつの間にか私の心の動きと、主人公「オリヴィエ」と重なって、いろんな場所でゆすぶられた。人の生き様は色々あって「少年」も含めて、人間って愛しいなとしみじみと感動を味わった。(40代)

今春以降、上映予定の映画

ニワトリはハダシだ(2003年)
〜身障者、サムを取り巻く衝撃のドラマ〜
監督:森崎東
出演:石橋蓮司、倍賞美津子、浜上竜也
君の名は(1953年)
〜この橋の上で再会しようと約束した〜
監督:大庭秀雄
出演:岸恵子、佐田啓二
ゴーヤーちゃんぷるー(2005年)
〜沖縄を訪れた引きこもりの少女〜
監督:松島哲也 原作:竹内紘子
出演:多部未華子、森田健作


会員掲示板

やんばる名画同好会会員更新のお知らせ

同好会の入会から一年経つと、会員カードの更新が必要となります。映画館で手続きをお願いします。(入会日は会員証の裏面をご覧下さい。)


■編集後記■年末に桜坂琉映閉館の寂しいニュースが入って来ました。名護シアターは、やんばるだけでなく、本島全域の映画文化の一躍を担う、ますますかけがいのない存在になります。いい映画を通じて名護シアターを、名護シアターを通じていい映画を、もっともっと広めて行きましょう。(t)

やんばる名画同好会のホームページ
http://yanbarumeiga.infoseek.ne.jp/